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世界のはじまり
¥3,960
SOLD OUT
『世界のはじまり』 バッジュ・シャーム 作・絵 ギーター・ヴォルフ 文 青木恵都 訳 24ページ ハードカバー 定価(3,600円+税) 初版発行 2015年10月下旬 第三刷発行 2020年3月中旬 『夜の木』の画家のひとりとして多くの読者を魅了し続けている現代ゴンド・アートの第一人者バッジュ・シャームが、 中央インドのゴンド民族に伝わる創造神話の豊かな世界に分け入り、人々の日々の暮らしに息づく数多の物語の本質をすくい上げ、壮大なスケールで描き上げた画期的な絵本。 ギーター・ヴォルフが紡ぎだす詩的で端正な文章が、青木恵都のみずみずしい日本語で訳出され、 私たちを深淵な神話的世界へいざなう。 水がほとばしり出て、大気が渦巻き、大地が生まれ、時が刻まれる。 季節がめぐり、命が生まれ、芸術が誕生する。そして死が…。 しかし、終わりの後には新たな始まりがやって来る。 インドのターラー・ブックスで出版された Creation (2014) の日本語版。 『夜の木』(タムラ堂)と同様に、南インドの小さな工房で、 古布を材料とした手漉きの紙に、シルクスクリーン印刷で刷られ、 さらに手作業による製本で、1冊ずつ丁寧に仕上げられている。 手のぬくもりに包まれた、まるで工芸品のような絵本。 (シリアルナンバー入り)
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時をこえて ひと針のゆくえ タラブックス TaraBooks
¥3,740
アナイス・ボーリュー 作 青木恵都 訳 上製・クロス装/スリーブケース入り 今回の新刊は、『夜の木』と同様にインドのタラブックスの本ですが、これまでのようなインド先住民族の民俗画の絵本ではなく、シルクスクリーン印刷によるハンドメイド本でもありません。本文はオフセット印刷です。 作者はフランスの現代刺繍作家、アナイス・ボーリュー。 黒いビニールのごみ袋に、絶滅危惧の植物が美しく刺繍されているという不思議な作品集です。 作者は西アフリカを旅行中に目にした異様な光景に衝撃を受けます。無数の黒いビニールのごみ袋が道端の木々を覆い尽くしていたのです。この状況を前にして、刺繍作家として自分が出来ることは何か。そこで思いついたのが 黒いビニール袋に絶滅が危ぶまれる植物を刺繍し作品にするということでした。 この刺繍の作業にかかる膨大な時間は、 やがて消えてゆく植物たちの生きてきた時間を呼び覚まし、 長い年月をかけて祖母から母へさらに娘へと受け継がれてきた刺繍と重なります。 とはいえ、この本は、環境問題についてメッセージを声高に叫んでいるわけではありません。 まずは、精緻な刺繍の美しさを味わっていただきたい。 背景の黒いビニールは、時には岩肌のようであり、 時には風が吹きすさぶ荒野のようでもあります。あるいは漆黒の闇かもしれません。 この本では、ひと針ひと針に込められた作者の思いが、 時をこえて私たち読者を様々な場所へと連れていってくれるはずです。 なお、この本(日本語版)のためにタラブックスが特別に製作したコットンの布バッグ(別売)(1,000+税)も発売します。本をご購入の方で、布バッグもご希望の方はご購入の際にメッセージをお願いします。
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天使日記
¥2,420
SOLD OUT
2018年の『彗星の孤独』に続く、待望の寺尾紗穂さん最新エッセイ集です。 『天使日記』 寺尾紗穂(著) 発売日:2021年12月23日 本体:2,200円(税込:2,420円) 内容紹介 自分の中の子供を大事にする。今年も花が咲き、年がめぐったことを知る。目に見えぬものたちのこと。聞こえざる声に耳を澄まして。長女が天使に出会った日から始まった、まぼろしのようでいて、確かな日々の記録。 唯一無二の音楽家・文筆家による言葉の到達点。エッセイ49編。 第1章から「高校の同級生が気づいたら霊能者になっていた。」と強いインパクトではじまる(「子供でいること」) 「やっぱり母性の声になったよねー」と男の人から言われた」(「歌とジェンダー」) 「おい、なめくじに塩かけよう。」と父は言った。(父の記憶と死を綴った「北へ向かう」) 冒頭の一節から早く先を読み進めたいと湧き上がってくる読書欲、ユーモアに溢れてそれでいて自然体の文章に私はすっかり虜になりました。 自分へのクリスマスプレゼントに。 手元に届く日が待ち遠しい。 2021年の終わりに多くの人の手に届きますように。
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珈琲の旅 Ethiopia
¥1,650
珈琲の原木の森へ、一緒に行きますか? 打ち合わせの席で、親しい写真家、デザイナー、編集者を冗談半分に誘ったが、まさか本当にアフリカ・エチオピアに共に行く事になるとは思っていなかった。 いつもの珈琲旅と異なり、皆それぞれ異なる視点で捉えているのが興味深く、完全にエチオピア珈琲の虜となっている私と、全く異なる視点を持った旅の仲間達からみたエチオピア、人、そして珈琲。 珈琲の故郷、エチオピア。 様々なフィルターを通して捉えたその生産風景や人々の姿も写真家の鈴木さんにたくさんおさめていただきました。皆さんと共有する事で、私たちが扱っているモカ珈琲、もしくは他の珈琲店や、自宅で飲むモカ珈琲がより味わい深く愛着あるものになれば嬉しく思います。 『珈琲の旅 Ethiopia』 2021年11月7日発行 珈琲 蕪木祐介 編集 益田光 デザイン 芝晶子 写真 鈴木静華
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ぞうのマメパオ 直筆サインポストカード付
¥1,760
SOLD OUT
『たぷの里』の藤岡拓太郎、 2作目の絵本を4月上旬刊行します。 小さな女の子のジュンちゃんと、小さな象のマメパオが、走って転んで、また走る。 子どもも大人も読めば踊りたくなる、シュールでキュートな196 ページ。 【あらすじ】 ある冬の日、たまごのおつかいを頼まれたジュンちゃんは、 たまご屋さんに向かう途中で、迷い子らしき小さな象に出会います。 ダッ!小さな象は逃げてゆく。 「まって!」 果たしてジュンちゃんはこの象と仲よくなって、 お母さんとお父さんを見つけてあげることができるのでしょうか? 【作者・藤岡拓太郎より】 「かわいすぎて笑ってしまう」ようなものが描いてみたくなって、この絵本を作りました。 子どもが持つ愛らしい動きや言葉を描くことを軸に、シンプルでかわいい、 そして変な、おもしろい絵本が描けたと思います。 漫画っぽい要素もある絵本なので、 自分でひらがなが読めるようになった子どもたちにとっては、 この本が新しい世界の入口になってくれたらとても嬉しいです。 いつものように手作り読者カードも入っています。 子どもも大人も、ぜひ感想を聞かせてください。 著者プロフィール 藤岡拓太郎(著) 1989年5月31日、大阪生まれ、大阪在住。 2014年からTwitterとInstagramでギャグ漫画の発表を始める。 著書に『藤岡拓太郎作品集 夏がとまらない』、 『大丈夫マン 藤岡拓太郎作品集』、絵本『たぷの里』 (いずれもナナロク社刊)がある。 かわいいと思うものは、トムとジェリー、ダンボ、パンダコパンダ。
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たぷの里
¥1,320
説明不要の、 読んだら感じる『たぷ』の世界
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NEUTRAL COLORS 3 大人になって見る行きたい学校の夢
¥2,750
特集「大人になって見る行きたい学校の夢」。第3号は、「大人のための学校」特集。2号の「子どものための学校」特集とゆるやかにつながっています。インドネシアのコレクティブ、ルアンルパを訪ねる。スイスの美大、バークリー音楽大学、国際教養大(AIU)など、大人になって行った学校についてのレポート。温又柔さんや上間陽子さんらが語る“学ぶことの意味”。「なぜ大人は学び続けるのか」という根源的な問いに個人的に向き合うイシュー。リソグラフとオフセットを融合させたかつてない誌面デザインで伝えます。
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NEUTRAL COLORS 創刊号 自分でつくると決めたインドの朝
¥2,640
SOLD OUT
NEUTRAL、TRANSIT、ATLANTISを生み出してきた編集者による集大成的な作品。世界初(?)、オフセット印刷とリソグラフ印刷を5000部融合させた、オルタナティブな雑誌です。創刊号の特集は「人生とインド」。タラブックスの絵本が生まれる現場密着取材や、伝説のインド料理店「砂の岬」の店主日記、ユザーンによるタブラ修行日誌……などなど、インドが人生に張り付いてしまった人の、“超個人的”な想いが迸る内容です。
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NEUTRAL COLORS 2 子どもが初めて学校に入る朝のこと
¥2,750
NEUTRAL、TRANSIT、ATLANTISを生み出してきた編集者による集大成的な作品。世界初(?)、オフセット印刷とリソグラフ印刷を5000部融合させた、オルタナティブな雑誌です。 待望の第2号。創刊2号の特集は「学校」。編集長自ら数十年ぶりに小学校を訪ねる物語。与謝の海支援学校で教育の原点を見つめ、ドイツでシュタイナー教育の魔法を知る。ブータンではヒップホップカルチャーの胎動を目撃し、京大吉田寮のブラックホールに闖入する。現役の先生による「ぶっちゃけ話」は2万字を超え、移民の子孫が学校で踊る。その他、アイスランド、鹿児島、ブラジル…どこまでも「超個人的」な内容で問う「学校って何だ?」
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詩集『聲』 石原弦
¥2,585
SOLD OUT
岐阜県恵那市にある古本屋、庭文庫を運営するふたりがはじめた出版社「あさやけ出版」からはじめてだす本です。 20年間豚を育てながら 静かに毎日を見つめてきた男の はじめての詩集 生活のなかのちいさなものたちに心をよせる 言葉のあつまりにふかふかの土のような温もりを感じています。 本文ページがはじまる前に、一枚手透きの美濃和紙を使用し、透明感のある本になっています。 ・石原弦プロフィール 一九八〇年、岐阜県生まれ。生後間もなく岐阜県恵那市の山村、串原に家 族と移住。 『アジア生活農場ゴーバル』(現、山のハム工房ゴーバル)という共同体の 中で、豊かな自然と訪れる様々な人々に囲まれて育つ。十代の頃から詩に関心を持ち始め、自分でも少しずつ書き始める。山形県の基督教独立学園高校を卒業後、農業等の研修を国内外で行い、詩の現場を人と自然との関わりの中に求める。二〇代半ばに地元、恵那市串原の養豚農家の経営を引継ぐ。二〇二〇年、第一詩集『聲』と『石』をあさやけ出版より刊行。 定価:2350 円 + 税 判型:丸背上製糸かがり製本 扉に美濃手漉き和紙を使用 ページ数:168 頁 収録作品:76 篇 著 者 石原 弦 造 本 新島 龍彦 発行元 あさやけ出版 製 本 有限会社篠原紙工 和 紙 柳川 杏美 箔押し 有限会社コスモテック
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太陽と月
¥3,300
「この世は 昼と夜で できている。太陽があり 月がある。」 10人のインドの先住民族の代表的なアーティストが それぞれの民族に伝わる物語をもとに 太陽と月を描いた画期的な絵本。見開きごとに太陽と月が、 独特の民俗画のスタイルで丁寧にのびやかに描かれている。 私たちの日々の暮らしの中で当たり前のように存在している「太陽」と「月」。 昔から人々は、そこに神の存在や象徴的な意味を見出してきた。 そのような世界観、宇宙観が、今、美しいハンドメイド絵本として 私たちの目の前に差し出された。 「太陽は生命をもたらし、月は時をきざむ」 インドのターラー・ブックスより出版された Sun and Moon (2016) の日本語版。 『夜の木』、『世界のはじまり』と同様に、南インドのちいさな工房で、 古布を材料とした手製の紙に、シルクスクリーン印刷で刷られ、 手製本で一冊ずつ丁寧に仕上げられたハンドメイド絵本。(シリアルナンバー入り)
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夜の木
¥3,960
SOLD OUT
2008年のボローニャ・ブックファアで絶賛され、ラガッツィ賞(ニューホライズン部門)に輝いたインドの絵本The Night Life of Treesの日本語版が2012年7月にタムラ堂より出版されました。 (右の画像は6刷の表紙。版ごとに表紙の絵柄が変わります。) 世界中で注目されたこの絵本は、中央インド出身のゴンド民族の最高のアーティスト、シャーム、バーイー、ウルヴェーティの3人によって描かれた木をめぐる神話的な世界です。 夜になるとその本性を現すという聖なる木。人々から畏れられ、また崇められている木。神が住むと言われる木。そのような木々が、ページを繰るたびに目を見張る美しさで次々と姿を現します。プリミティブでありながら洗練され、繊細でしかも力強く美しい世界です。 全てがハンドメイドという画期的な絵本。手漉き紙に、シルクスクリーンで一枚ずつ刷られ、製本は手製本。インドのチェンナイ郊外の工房で、一冊ずつ丁寧に仕上げられました、まさに工芸品とも言うべき絵本(シリアル・ナンバー入り)。ずっと手元においていつまでも眺めていたい一冊です。
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彗星の孤独
¥2,090
2018年発刊 「遠くて遠い」父、娘たちのぬくもり、もう会えない人と風景。日常を、世界を、愛おしく、 時には怒りにも似た決意を持って綴る。唯一無二の音楽家・文章家による待望のエッセイ集。 著者プロフィール 寺尾 紗穂(著) 音楽家。文筆家。1981年11月7日東京生まれ。2007年ピアノ弾き語りによるアルバム『御身』が各方面で話題になり、坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。ソロアルバム『愛し、日々』『御身』『風はびゅうびゅう』『愛の秘密』『残照』『青い夜のさよなら』『楕円の夢』『私の好きなわらべうた』『たよりないもののために』をリリース。並行して伊賀航、あだち麗三郎と結成したバンド「冬にわかれて」の始動、坂口恭平バンドにも参加。映画の主題歌提供、CM音楽制作やナレーション、エッセイやルポなど、活動は多岐にわたる。新聞、ウェブなどで連載を持ち、朝日新聞書評委員も務める。著書に『評伝 川島芳子』『愛し、日々』『原発労働者』『南洋と私』『あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々』、編著書に『音楽のまわり』がある。
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ぐりとぐらのたまご
¥1,320
『ぐりとぐらのたまご』 オレンジ色のふたごの野ねずみ、ぐりとぐら。お料理すること、食べることが大好きなふたり。中川李枝子さんと山脇百合子さんの姉妹が子どもたちを喜ばせようと作った絵本は、見るたび、読むたび、私たちをしあわせな気持ちにしてくれます。 皆んなで食べて美味しいカステラ、 家の中を飾るすてきなもの、 外の世界に広がる草花たち。 名作絵本が教えてくれる、日々うっかり こぼれ落ちてしまいそうな、大切なこと。 東京・立川のPLAY!MUSEUM @play_2020_04 で開催中の展覧会「ぐりとぐら しあわせの本」にあわせて刊行されました。 ブルーシープ発行 ブックデザイン:菊地敦己 2021年12月1日 発売 税込1320円
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空と大地のあいだで
¥1,500
SOLD OUT
地球に住む生きものの一部として 読んでおきたい一冊です。
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岩波少年文庫のあゆみ
¥1,100
SOLD OUT
これからも読み継がれていくために 少年文庫は戦後まもない1950年のクリスマスに誕生し、連綿と続いて きました。本書は、過去の資料を駆使し、各時代に書かれた著名人の エッセイも多数織り交ぜながら、70年間の出版のあゆみを振り返る初 めての保存版です。愛読者の一人でもある編著者が、代表作や作家に 独自の切り口で迫り、さらに画家や翻訳家の仕事にも光を当て、少年 文庫の全容を紹介します。創刊から現在までの総目録付。
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てぬひらおきなわ昔ばなし(古本)
¥2,500
SOLD OUT
めずらしいポケットサイズの沖縄昔話
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世界をきちんとあじわうための本
¥1,870
はじめにより 世界はあたりまえのようにあって、すでに誰もがあじわっているけれど、それをきちんとあじわおうとすれば、いつもと違った「何か」が必要です。本というものは、そうしたきっかけをあたえてくれるもの。この本は、どのページを開いても、特別なものは何もなく、呼吸や靴や掃除といった、ありふれた日常の話があるだけですが、世界とはそのようなものです。(略) この本をきっかけに、気づく、探る、指し示すの単純な流れに沿って、みなさんも、毎日の営みのうちにある、それらのあじわいに出会ってもらえればと思います。 ホモ・サピエンスの道具研究会: 生活とともにある「研究」のあたらしいあり方を探るなかで生まれた、人類学者の山崎剛、木田歩、坂井信三を中心メンバーとするリサーチ・グループ。